スタッフインタビューじゅんこ先生

子育てが落ちついた時期に、保育士デビューをしました。
きっかけは、娘が将来の進路に向かい努力する姿に触れ、「自分もチャレンジしてみよう!」と思ったから。

保育士歴は何年になりますか?

20年程度です。

保育士を目指したきっかけは何ですか?

真ん中の娘が高校受験をする時期が来て彼女がとても頑張っていたことがきっかけです。その姿見守りながら、私もなにか頑張ってみてもいいかなって思いまして、これまで自分が生きてきた中で、自分の中に培ってきたものが生かせる仕事は何かな、チャレンジできるもの何かなって思った時に、見つけたのが保育士でした。

制作について教えてください。

私自身が感じる制作っていうものは、子どもが成長してく中で、いろんな経験ができる活動だなって思っているんです。どうしてかって言うと、制作するって自分が何やりたいかをまず考える、そして何やりたいか考えて表現することだと思うんです。表現するにあたり、1人で黙々と表現するっていう事もできるかもしれないですけど、周りの人に協力してもらうとか周りの人と自分の意見を話したり聞いたりして、うまくいくことばっかりじゃなくて、失敗したらもう1回やり直して思考錯誤するで、そういうことが一連で経験できる活動かなと思っています。
だから、そう捉えると、制作のアイデアっていうのは子どもたち自身の中にあるので、こちら側ができることは、そのアイデアを十分に引き出せるように、日常の生活の中で、使えるかもしれないなって思う、ヤクルトの空き容器だったり、プリンのカップだったり、トイレットペーパーの芯だったり、牛乳パックだったり、ストックして取っておくことが大切だと思います。そして、子どもたちの手の届くところに置いてみて、同時に制作で自分の思いを表現したりすることができるように道具を揃えて、環境を整えてるっていうのが仕事かなって思います。
あとは、一般的に言われる、子どもたちの発達段階によって、例えばハサミの使い方が上手になるようにハサミの練習をするとか、ノリの上手な使い方を覚えるとかいろんな技法を学んだりとか、経験したりとかを生かしながら、季節の作品作りましょうっていうのも制作だと思っています。
今は子どもたちの発達段階に合せたものを保育者自身が選んでいかなきゃいけないと思うんですけど、アイデアはSNSなんかにいっぱい出ているので、そういうのを使うのも、方法の1つかなとは思います。
また、安全にはもちろん気をつけなきゃいけないなとは思っているので、道具を使う時には、安全に楽しむためのお約束っていうのはきちんと伝えるようにしています。
その中で、理想的だなと思うのは子どもたちが子どもたち同士で楽しむことで、コミュニケーションを取り合ったり、思考錯誤したりっていうことができるように、見守ることかなと思っています。
乳児さんたちには、感触遊びをいっぱい楽しむっていうので、何かを作るっていうよりも、もうちょっと前の段階で楽しめるのかなと思うので、いろんなもの触れるような、例えば、色のついた氷作ってみて、触りながら溶けていくとか紙の上触ったら溶けて模様ができたとかそういう偶然で出来上がったものを楽しむことが大切だなと思います。
あとはもう少し大きくなってきて危険なものを口に入れなくなってくる段階で、小麦粉粘土で粘土遊びしたりとか、スライム作ったりとか、いろんな感触が発達に繋がっていき、自分の中にあるものを育てていく時期になるといいなと思います。

(一社)りとせ保育会について教えてください。

やりたいことがたくさんあるので忙しいのは事実なんですけど、でも、とてもやりがいがあるなと思っています。
自分のやりがいというか、これをやってみたいな、あれをやってみたいなというところに向かって進めて行けるというところで面白さを感じています。
あとは、先生たちが保育を楽しんでくれるというところが大切なことの1つであるかなと思っていて、今ももちろん先生たちは楽しんで保育をやってますし、だからこそ子どもたちも楽しんだと思うんですけど、法人としても進めてくださっているのでいいなと思っています。
例えば、配置基準のギリギリの人数で保育をしていく事ってやっぱり難しい部分があって、もちろん法律で決まってるのでできるんです。できるんですけど、今法人でも進めてくれている配置基準に少し余裕を持った形で、配置をしていただけているので、先生たちがしっかり休憩を取れるところは、先生たちにとって働きやすい職場っていうところにも繋がるのかなと思っています。
働きやすい職場が、先生たちの定着につがるかなと思っていて、先生たちが定着してくれることで保育の質は上がってくと思います。
だから、どこか1つを取るよりもいろんなことが重なってりとせ保育会の質が上がっていくと思うので、そのために色んな手立てを法人の方でも整えて下さっているのでをそれが進めていけるようにしたいなって思っています。
また、りとせ保育会は、法人の中に5つ園があって、なんかあった時は課題が持ち上がったりとか、共有できる仲間がいっぱいいるっていう安心感があります。
その安心感と共に代表が保育に対して熱い思いを持って下さっているので、保育をより良くしていきたいなとか、保育の質が上がったらいいなって同じように代表や法人が進んでいけるっていうのがとてもいいところだと思います。

今後の保育業界について教えてください。

これから子どもが減っていくっていう事実から考えると、園自体が淘汰されていく時代に入ってきているんだろうなと思います。ただ、保育業界自体は社会の中で重要な役割を果たしていく必要なものだと思っているので、保育業界自体が廃れることはないかなと思っています。でも、淘汰されていってしまう時代なので、私たち、りとせ保育会の園は、そこで淘汰されない園であり続けたいなと思っています。
そのためには何ができるのかなって思った時に、やっぱり1つは子ども達や保護者から選ばれなきゃいけないので、選ばれ続けていくために何かしていかなきゃいけない、多分何もしなかったら選ばれ続けることは難しいんだろうなと思います。
その中で、選ばれ続けるために何が必要なのかなっていうのを考えると、やっぱりさっきもお話ししましたけど、保育の質を上げていくことが必要になってくると思うので、保育の質を上げるために、先生たちの働きやすい職場であるっていうのを確保したりとか、今、法人が進めている方向が必要不可欠なことの1つだろうなって思います。
あとは、法人の中にもいろんな園がありますし、今後のことを考えていっても、やっぱり独自性を出していくというか、他の園との差別化を測っていく必要はあるのかなって思います。園の立地だったり、それぞれの地区からそれぞれの園によって求められるものも違ってくるかなとは思いますので、その辺りのところをしっかり考えつつ、そこを踏まえて独自性を出していくことは必要なのかなと思います。
そうしていく中で課題は必ず出てくると思うので、その課題を見つけた時に変化を恐れるず、よりよく変わっていけるように、常にアンテナを貼りながら進めていかなきゃいけないのかなって思っています。